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活動報告

第15班 5月石巻・東松島への訪問

■石巻市内の小学校へ(湊小学校・湊第二小学校、渡波小学校)
今回は、主に石巻市内の小学校を中心に訪問、子ども達の様子や学校運営の状況などのお話を伺いました。湊小学校は来年には湊第二小学校と統合の予定で、新校舎の工事が6月後半より始まります。現在は、跳び箱やマットなど体育用の備品が足りていないが、中学校を間借りしているので、収納場所がないとの事。今は様々な方面で支援を頂いているが支援を受けることになれるのでは無く、いつかは支援がなくなってしまうので、
その時に困らないように統合を機に苦しくても自分達の力で歩き出したい、との事でした。今は、色々な計画が予定通りには進んでいないため、統合の話もまだ子ども達には伝えていないそうです。湊小学校を後にした私たちは、来年統合になるもう一つの小学校、湊第二小学校へ。湊第二小学校は43年前に湊小学校から生徒数増員の為分離されましたが、震災による児童数減少により、また一つに統合されることになってしまいました。そして、この統合を機に閉校になります。HAJでは閉校記念誌の制作・印刷面での支援を行います。予算の問題で当初は数ページのパンフレットのようなもので諦めていたそうで、大変喜んで頂いています。渡波小学校では、松浦校長とお話させて頂きました。学力を向上させることよりも、震災を経験したことで様々なことを学び、豊かな感性を磨くことに力をいれている学校です。生徒の夢を実現させるためにはどんな道筋があるか、
その生徒本人に調べさせ小冊子を作成したりしています。他にも、牡鹿半島にある五つの小学校の生徒と筑波大学の学生が牡鹿半島を探検し魅力を紹介する小冊子も作成したとのこと。それをとても嬉しそうに見せてくれました。
■高砂長寿味噌さんとの炊き出し
もう1つの大きなミッションは、土曜日に開催される東松島にある高砂長寿味噌さんでの炊き出しへの参加。震災の2ヶ月後から、現在は月に1度炊き出しを続けており、多くの人のコミュニケーションの場になっています。この日は同じ日程で福島を訪問しているHAJ福島チームとも合流。にぎやかメンバーで、男性陣は炭おこし、女性陣は野菜切り。北海道のソウルフードであるジンギスカンで出迎えました。この日は、運動会や小林幸子さんの慰問訪問と重なったこともあり、いつもの賑わいではなかったようですが、来ていた地域の方達には「美味しい、美味しい」と喜んで頂けました。

高砂長寿味噌さんとの炊き出しでジンギスカンを焼いています。
高砂長寿味噌さんとの炊き出しでジンギスカンを焼いています。
  • 震災ででた町の欠片をオブジェに
    震災ででた町の欠片をオブジェに
  • 海の近くは、がれきの山が長く続いてた
    海の近くは、がれきの山が長く続いてた
  • 希望のあかり
    希望のあかり
  • 炊き出し終了
    炊き出し終了