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活動報告

震災語り部の会vol.3 11月13日(日)報告

災の記憶や被災地に暮らす人々の想いを風化させない為に
5年半が経った今だからこそ、私たちが伝えて行きたい事。
被災地の「今」を伝え、改めて考えてる為に、(株)北海道アルバイト情報社では、
2014年より直接被災地の方からお話を聞く「震災語り部の会」を開催しています。
3回目を迎える今回は、岩手県陸前高田市より冨山勝敏さんと、
札幌を拠点に活躍するチェロ奏者の土田英順さんをお招きしました。

冨山さんは、「小冊子 ことづて 陸前高田」で取材させて頂いた方のお一人です。
大船渡でジャズ喫茶をオープンしたものの不審火により消失、
その後、陸前高田に新しいお店をオープンするも3ヶ月後に津波にのまれてしまいます。
震災後にはボランティアに来てくれた人の為にと宿泊施設レインボーサライをオープン
しましたが、土地区画整理の関係から2015年に営業を終了しました。
「起こってしまったことはしょうがない。次に何をしようか。考えて進むのが人生〜」
一見、ひょうひょうとした風貌と軽快なお話ぶり。その内面には、
どんな風が吹いても柳のようにしなりながら耐え抜く強さと、
何度も立ち上がる不撓(ふとう)不屈の精神を感じました。

土田英順さんは、皆さんもご存じ、チェロ奏者として長きに渡り第一線で活躍されてきました。
いつも10キロ近いチェロをかかえ、CDや本を詰めたスーツケースを持って
被災地をはじめ日本全国をまわり、被災地支援のチャリティコンサートを精力的に行っています。
今回の「震災語り部の会」でその数333回目を迎えました。
英順さんが使用している「チェロ」はたくさんの人々の特別な想いが込められています。
大津波の犠牲となった女性の傍らで見つかったチェロ。
そのチェロは砂や泥にまみれ、とても使用できる状態ではありませんでした。
「なんとかならないか」持ち主の友人達の想いによってそのチェロは英順さんの元へ届けられ、
ここ札幌で、見事にその美しい音色を蘇らせました。
英順さんの心のこもった演奏に会場中が酔いしれ、アンコールで演奏された「初恋」という曲では、
チェロの音に合わせて静かにハミングをする方も見受けられました。

被災した方や、震災で近しい人を亡くされた方の心の傷はこれから先も癒えることはありません。
そして、必要とされる支援の形は時とともにかわりつつあります。
震災直後のような物資の支援から、今は、こうして「応援している人がいる」
「気にかけてる人がいる」「忘れてないよ」、そんなメッセージを被災地に届ける事・・・。
そうした「心の支援」がこれから先も、必要なのだとお二人のお話をお聞きして改めて感じました。

冨山さんの記事はこちら

土田英順 ボストンバッグにチェロと酒はこちら

魂のこもった演奏に会場が酔いしれました。
魂のこもった演奏に会場が酔いしれました。
  • 語り部冨山さんのお話
    語り部冨山さんのお話
  • 会場に展示した被災地のパネルをじっと見つめる女性
    会場に展示した被災地のパネルをじっと見つめる女性
  • 以前から知り合いだったお二人。トークも息ピッタリです。
    以前から知り合いだったお二人。トークも息ピッタリです。
  • 多くの方が「じいたん子ども基金」に募金してくれました。
    多くの方が「じいたん子ども基金」に募金してくれました。