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活動報告

第31班 2月26日~福島県(浪江町・福島市・二本松市・会津若松市)への訪問

出来上がった「ことづてvol.7福島再訪編」を取材でお世話になった方々へお届けするため、

2月26日~3月1日の4日間、31班4名が福島県 浪江町・福島市・二本松市・会津若松市を訪れました。
滞在中の4日間、天気はすべて快晴!磐梯山などの美しい山々がくっきりと見えました。
まだ風は冷たく感じましたが、柔らかい春の日差しも感じました。




<まもなく避難指示解除となる浪江町>
3月31日に浪江町の避難指示が解除される発表がありましたが、現地を訪れてみると、地震と津波で壊れたままの建物が多く残されていました。
住居の修繕も、建設会社のスケジュールが追いつかず、半年~1年ほど、待たなくてはいけないそうです。
住民の方達が元の暮らしを取り戻すためには、まだまだ時間がかかりそうだと感じました。
一方で、仮設商店街の「まち・なみ・まるしぇ」のオープンや、福島第一原発から7kmの距離にある「請戸漁港」に26隻の漁船が戻ってきたという復興に向けた明るいニュースもありました。


<被災地支援を続ける方たち>
学生団体「福島大学災害ボランティアセンター」と「スタ☆ふくプロジェクト」のみなさんは、学生ならではの行動力と柔軟な発想で、様々な支援を行っていました。
「ふくしま観光復興支援センター」の佐藤さんへは、被災地視察や語り部講話の今後の展望を伺いました。
スタディーツアーの他、伝統工芸品を使ったアクセサリーを販売する「女子の暮らしの研究所」運営の日塔さんと林崎さんは、「もっと商品の売り上げを増やして雇用に繋げ、いつかは福島県内に生産工場を作るのが夢!」と笑顔で話されていたのが印象的でした。


<まもなく桜のシーズンを迎える花見山>
梅の花や黄色い花が咲くロウバイ、菜の花、水仙が咲き始めた花見山を、NPO花見山を守る会の高橋さんが案内して下さいました。 
3/10からは復興河津桜まつりがスタート。山一面に広がる満開の桜は、きっとたくさんの方の心が癒されることでしょう。 


<伝統の大堀相馬焼>
器全体に広がる地模様「青ひび」、馬を手書きする「走り駒」、二つの器を重ねる「二重焼」が特徴の大堀相馬焼。
二本松市の「陶芸の杜おおぼり二本松工房」さんと福島市の「半谷窯」さんを訪問しました。
作り手さんによって走り駒の表情が違っていたり、可愛らしいイラストや柄が入っていたり・・。
あれもこれも欲しくなる、素敵な商品がたくさん並んでいました。


<福島グルメ、どれも美味しい!>
浪江町から避難し、二本松市で「浪江焼きそば」のお店を再開させた杉乃家さん。
毎回ことづてスタッフが訪れるたびに美味しい焼きそばを振るまっていただき・・・!感激と恐縮です!!
極太の麺ともやし・豚肉・濃厚ソースの絶妙な組み合わせは食べ出したら止まらず、ペロリと平らげてしまいまいた。ごちそうさまでした!
また、ことづて福島編vol1にて取材のご協力をいただいた、会津若松市にある宮泉銘醸株式会社さんへも再訪しました。
日本酒の冩樂、会津宮泉、玄武や焼酎の人気銘柄を製造しています。
急な訪問にもかかわらず、酒蔵見学までさせていただき、酒造りへの熱意がひしひしと伝わってきました。
その日の夜にはさっそく居酒屋にて冩樂を注文!製造過程を見たあとに飲むお酒は、美味しさもひとしおでした。
他にも、福島名物の円盤餃子、馬刺し、ニシンの山椒漬け、いかにんじん・・・ご当地グルメはどれも本当に美味しかったです。




最後に、今回の福島訪問を通し、3月11日の出来事を風化させてはいけないと強く感じました。
福島のみなさんの想いを、”ことづて”で1人でも多くの人へ届けることができますように。
本当に、ありがとうございました!

花見山。ボランティアの方が植樹した桜の木です。
花見山。ボランティアの方が植樹した桜の木です。
  • 浪江町の請戸漁港。漁船が戻ってきています。
    浪江町の請戸漁港。漁船が戻ってきています。
  • 東北のミニストップ限定で販売している酪王カフェオレとパンケーキ。
    東北のミニストップ限定で販売している酪王カフェオレとパンケーキ。
  • 半谷窯さんにて。ご夫婦で大堀相馬焼を作られています。
    半谷窯さんにて。ご夫婦で大堀相馬焼を作られています。
  • こちらは”女子の暮らし研究所”で販売しているアクセサリー。 ”フェアリーフェザー”と呼ばれる「川俣シルク」が挟まれています。
    こちらは”女子の暮らし研究所”で販売しているアクセサリー。 ”フェアリーフェザー”と呼ばれる「川俣シルク」が挟まれています。