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活動報告

第25班 6月21日〜岩手県陸前高田訪問

晴天に恵まれた花巻空港。
HAJ 西田・石名坂・大迫・真壁の4名は、レンタカーで陸前高田に入りました。
車窓からの景色は、自然も多く北海道の田舎道を走っているような錯覚を覚えましたが、
到着早々に被災地の現状を目の当たりする事になりました。
高田松原7万本の中で1本だけ残った「奇跡の1本松」。
さらに、津波により破壊された「かつての街の中心部」では、ベルトコンベアを使用した12メートル程度の盛り土を行う造成工事が行われており(このベルトコンベアを「希望の架け橋」と命名している)その壮大な復興工事に複雑な想いを馳せながら、車を走らせました。
今回、陸前高田の現在の様子をお聞きするために多くの方にお会いしましたが、自然と震災直後の話になる事がほとんどで、気がつくと時間が経つのも忘れ、1時間、2時間と耳を傾けていました。当事者にしか分からない想い、気もちの変化など、私たちはその痛みを「想像」し、「おもんばかる」事しかできませんが、本当の意味での復興には、まだまだ時間がかかるという事に改めて気づかされた機会でした。
4日間の短い滞在でしたが、「来てくれて嬉しい」「話を聞いてくれてありがとう」
「みんなが被災する可能性があると言う事を忘れずに危機意識を持っていて欲しい」など
皆さんからたくさん声をかけて頂きました。
ハード面での復興は徐々に進んではいても、ソフト面特に精神的なケアはまだまだ長い年月をかけて取り組んでいかなければいけない問題なんだと改めて感じさせられました。

「現場に来なければ被災地の本当の状況は分からない」と強く感じた4日間でした。

希望の架け橋
希望の架け橋
盛り土で嵩上げ工事をやっている現場。 元の地面からすでに10メートルほど高くなっています。
盛り土で嵩上げ工事をやっている現場。 元の地面からすでに10メートルほど高くなっています。